うまくいっている人の考え方
- 作者: ジェリー・ミンチントン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/05/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
はじめに
- 本書の中心にあるテーマは「自尊心をどう高めるか」ということである.
- 自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きく影響を与える.
第1部 自分を好きになる
自分に寛大になる
- ミスしたときに自分にやさしくしよう.そうすれば将来,ミスが避けられる.
- 長所に意識を集中すれば,それはもっと伸びる.
- 自分の責任ではないことを引き受ける義務はない.
- 何も言わずに微笑むとか,適当にあいづちを打って受け流し,自分のことに集中しよう.
- 業績や地位は,その人が自分より価値のある人間だという根拠にはならない.
- すべての失敗は,学ぶための絶好の機会である.そう考えることが賢明な態度だ.
- 正しくてもまちがっていても,自分は常に価値のある人間だ.
- 最終的にはあなた自身の心の持ちようしだい.
- 自分にプラスの言葉をかければ自尊心が高まる.
自分を大切にする
- 自分は,心から楽しめる仕事をするに値する人間だ.
- 自分が相手に与える印象を気にしないほうが,いい印象を与えられる.
- 自分は最高の人生を送る資格のある人間だ.
- 自分は今のままで完全に価値がある.
- 他人の意見を優先すればするほど,自分の生き方を選ぶ自由を失う.
- 自分は,自分のための質の高い時間を毎日確保するに値する人間だ.
- 自分のしたいことをするのがいちばん大切だ.
- ほしいものがあるなら,それを手に入れるだけのことをする必要がある.
- 他人からのマイナスの評価は,かなり差し引いて考える.
- 不幸を招く考え方を避ければ,より幸せになれる.
自分を受け入れる
- 他人が自分と違う行動をとるのには,それなりの理由がある.
- 自分にとって現実的な基準を設定することが賢い方法だ.
- 自分は個性的な存在だ.だから,他人と比較しても意味がない.
- 自分のどんなところも,他人との優劣を決める基準にはならない.
- 自分で自分を傷つけなければ,多くの苦しみが避けられる.
- 人に好かれるために無理に自分を変える必要はない.
- たとえ愚かなまちがいをしても,自分は十分に価値のある人間だ.
- 自分が下す決断は,まちがっていることより正しいことのほうがずっと多い.
- 自分で自分を高く評価するのがいちばんだ.
- 自分の健康は自分で責任を持って管理する.
自分の価値を信じる
- 広い心で余裕を持って批判を受け入れたほうが自分の得になる.
- 自分で考え,自分で決める.
- 人がほめてくれたとき,それを受け入れるのはいいことだ.
- 他人を変えようとしない.
- 自分の考えを大切にする.
- 自分でできることが多くなれば,より自由に自分の人生を切り開けるようになる.
- よけいな競争はしない.競争というのは,負けてしまう人のほうが勝つ人よりもずっと多いように設定されている.
- 自分を最優先する.
- 自分は他人より重要というわけでもないし,重要でないというわけでもない.
- 能力や所有物は自分の価値とは関係ない.存在そのものに価値があるのだ.
- わざと犯したわけではないのだから,自分のミスはすべて許す.それが賢明な生き方だ.
自分の人生を生きる
- どんな出来事も,いいほうに解釈する.
- 他人に悪い感情を抱くことは,他人以上に自分を害する.
- 問題の原因は自分にあることを認める.
- 他人の権利を犯しさえしなければ,何をしようとそれは個人の自由である.
- 他人よりも自分に頼る.
- 自分が心に抱いているすべての考えは,自分の重要な一部分として受け入れる.
- 他人のことを好意的に考え,好意的な発言をすることでいとばん得をするのは自分だ.
- 自分の人生に起こることすべてに責任をとる.
- 他人の反応を気にしない.
- 他人から期待されている人生ではなく,自分が望む人生を歩むことが大切だ.
第2部 より良い考え方を選ぶ
視点を変えてみる
- 私はこの世の中で重要な仕事をし,重要な生活を送っている,重要な存在だ.
- 自分が評価されていることを知っていても,それを誰かから言われることで向上心をさらにかき立てられる.
- 「目標が達成できれば幸せだが,その実現に向かって励んでいる今も幸せだ.」と考えよう.
- 人生を改善したいなら,常に行動を起こし,努力してそれを最後までやり遂げなければならないのだ.
- 苦痛を感じてまで,他人に一方的に与える義務はない.
- 頼まれたことをなんでも引き受けない.
- 自分を利用しようとする人には,きっぱり「ノー」と言えばいい.
- 真理かどうかがはっきりするまでは,情報を鵜呑みに信じてはいけない.
- 「いい」「悪い」という判断をしない.
- 前向きに考える.
自分と出会う 人と出会う
- 自分は毎日,なにかポジティブなことをしている.
- 過去や未来の楽しみにふけるより,現在の幸せを感じるほうを選ぶ.
- 自分のことばかり考えなければ,愉快な人と楽しいひとときを過ごすことができる.
- 私はこの地球上に一人しかいない個性的な存在だ.
- 嫌な人でも長所に目を向ければ,だんだん嫌でなくなっていく.
- 質問するのは決して恥ずかしいことではない.
- お互いが恩恵を受けることのできる人間関係をつくる.
- いい友人をつくれば,成功を分かち合ってさらに楽しむことができる.
ポジティブに考える
- 心をプログラムし直せば,人生の多くの面を改善できる.
- 思考を改善すれば,人生も改善できる.
- 幼少期に植え付けられたネガティブな考え方は捨てて,自分の価値を信じる.
- 相手をバカにする人に対しては,言い返さずにほほ笑めばいい.
- 異文化を学べば,自分のことをもっと理解できるようになる.
- 心の中に静かな場所を見つける
- 長期的な目標を持ち,それを達成することで,人間的に成長できる.
- いい仕事をするために努力すれば,必ず成功できる.
- たとえ結果がよくなくても,その時点では最善の決定をしたのだ.
- 建設的な批判は人身攻撃とは違う.しっかり聞いて自分の向上に役立てる.
- 自分の判断を信頼する.
- 自分の信念を検証し,正しい信念を持つ.
ありのままの自分を見る
- 自分は間違いを犯すこともあるが,そのたびに洞察を深めて人間的に成長している.
- 相手を自分と同じように大切にすれば,自分に対していい感情を持つことができる.
- 人生は必ずしも思い通りにならないと悟ることだ.どうにもならないことに不平を言っても何の役にも立たない.
- 自分の問題を人のせいにするのではなく,自分には何ができるかを考える.
- どんなに努力しても人生とは不確実であり,ときには痛みや困難,損失を伴うことがある.変えることのできない現実は,受け入れる以外に方法がない.
- 賢い人は問題に遭遇すると,学習することによって人生の質を高める絶好の機会だと考える.
- 楽天的でいると,問題解決に向けて前向きな考え方ができる.
- 「人生は不公平だ」とぼやいている時間があったら,自分にできることをして,よりよい未来を切り開く.
- あなたは,あなたを嫌っている人にどう対応すべきだろうか?自分に危害が及ばないかぎり,何もする必要はない.
自分の手で人生を創り出す
- 自分にとってメリットがあるときは妥協し,そうでないときは自分らしい生き方をすればいいのだ.
- 人は一人ひとり違うのだから,その違いを価値判断せずに受け入れる. 92 自分の外見を自分で批判するより,内面を充実させる努力をする.
- 自分の望みどおりに他人は振る舞ってくれないというという事実を受け入れる.
- 居心地が悪く感じるなら,自分らしく振る舞っていない.誰にも迷惑をかけないかぎり,自分らしく振る舞えばいい.
- 一部の人が本当のあなたを嫌っても,気にする必要はない.できるだけ早く本当のあなたを知ってもらったほうがお互いのためではないだろうか?
- 人間関係をつくるのを急ぐ必要はない.本当にそれが必要なのかどうか,検証してからでも遅くない.
- 何も言わなくても相手が理解してくれることを期待してはいけない.
- 自分の価値観を大切にする.
- 所有物で自分の価値を高めようとしない.
- いい人生をつくるには,一つひとつの選択の機会を大切にして,いい選択肢を選ぶことだ.
あとがき
自分の価値は自分の個性にあるのだから,自分を他人と比べても意味がない