情熱プログラマー

本書に寄せて

誰もが光る部分を内に秘めているが、それを発揮するにはやりがいのあることを見つけないといけないと思う。

自分の環境や、自分の道具や、自分の専門分野を好きになれなければ、輝かしいことはできない。

自分が輝くためには、この世界に何かしら影響を及ぼせるという実感が必要だ。

イントロダクション

この本ではソフトウェア開発におけるキャリアで(したがって人生で)根本的に成功を収めるための戦略を提示する。

この本はクビにならずに済む程度の並のスキルを維持しようとあがくためのものではない。そうではなくて、素晴らしい存在になるためのものである。勝利するためのものである。

偉大になることを望んでいる人のほうが、自分の仕事をこなせばよいと思っている人よりも、偉大になる可能性がずっと高いからだ。高い目標を設定すれば、少なくとも平均よりずっと上まで行ける可能性が高くなる。

第1章|市場を選ぶ

3|コーディングはもう武器にならない

自分のポートフォリオを充実させる上で重要なのは、ビジネスの分野を注意して選択することだ。つまり、どんな企業と業界で働くことを選ぶかが、投資における大きな問題になる。

4|一番の下手くそでいよう

チームで一番の下手くそでいるのは、バンドで一番下手くそでいるのと同じ効果がある。どういうわけか自分自身が賢くなるんだ。

話し方や書き方さえ以前より知的になる。自分の生み出すコードや設計が以前よりエレガントになり、難しい問題をますます創造的なソリューションで解決できるようになる。

5|自分の知性に投資しよう

志願者が自己啓発と純粋な楽しみのために何かを学んだとわかれば、僕はその人が自分の職業に対して意欲的な人物だと判断する。

6|親の言うことを聞くな

この会社を辞める可能性について友人に話をしたことがあるんだけど、そのとき彼は「残りの人生を大企業で働くのが君の運命なのか?」と言ったんだ。そんなわけない!だから、すぐに新しい仕事を見つけて転職したんだ。

この転職を契機に、僕のソフトウェア業界における成功は大躍進を始めた。僕は新しい分野を経験し、前よりも難しい問題と取り組み、かつてないほど多くの報酬を得た。

7|万能選手になろう