理系の仕事術
第1章|理系の勝利の方程式
お客様の要望をすぐにデモで見せる
「合理的な努力」とは、誰もがやりたがらないことに面倒くさがらずに向き合って、かつ合理的にこなしていく「努力」のこと。そこにこそ、勝機があるのです。
第2章|理系のプレゼン術
理系のプレゼンは「見せ場」からプロットする
最初に強烈なインパクトで興味を惹きつけて、ダレないように刺激のあるスパイスを間に入れていくことが肝心です。
そして、最後にググッと心を動かす決めのセリフで終わらせることで、効果のあるプレゼンになります。
ソフトウェアのプレゼンの場合、最も効果があるのは実機や実物を使った「デモ」。デモかそれと同じぐらい強烈なネタ(素材)がある場合には、最初か最後に持ってきましょう。
事例の紹介も有効です。客観性もありますし、実際にあったことなので参考にできるからです。
「見せ場」となるネタをたくさん持つほど、全体を通しての間延びもなくなり、聞きやすくなります。
また話し手自身も、盛り上がる場所が増えることで安心して話せるようになるでしょう。余裕が好循環となり、ぎこちなさがなくなって説得力が増します。
理系のプレゼンはお客様に寄り添って構成する
プレゼンで一番大事なことは、お客様に内容を頭で理解していただき、心を動かすことです。
だから、難しいことや新しいことを伝える際には、とにかくわかりやすい言葉を選んで説明するべきです。
プレゼンでは、話し手が話すスピードと、聞き手が理解しながら納得していくスピードが合っていることが大事です。
第4章|理系の資料作成術[各論編]
理系のデータ分析はズームインとズームアウトを駆使する
資料の中で最も説得力を持たせることができる部分は、言うまでもなく「データ分析」になります。
プレゼンや講演などで自分の主張を裏付けるためには、データ分析は必須です。
第7章|理系の戦略的思考法
理系は勝ち続けるチームの作り方を知っている
仕事で大事なことは、成功を続けることです。そのためには、状況が変わっても柔軟に対応できるようにして、自分のレベルを高く保つことです。
チームを強くするために私がオススメしたいのは、「覚えたことはすぐに整理して、それを仲間に教える」という仕組みを作ること。属人化を排除して、メンバー全員のレベルアップにもつながるからです。
自分の知識やノウハウを周りに教えようとすることで、情報の整理が自然とできるので、単なる知識が応用可能な知恵へと昇華できるのです。
他人に教えることは、実は自分自身を成長させる最も効果的な手法だと、昔からよく言われますよね。