まんがでわかる LIFE SHIFT
まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略
- 作者:リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット
- 発売日: 2018/08/31
- メディア: Kindle版
序章|100年生きる時代がやってきた
- いま50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごすつもりでいたほうがいい.
- 「選択肢を持っておく」ことの価値が高まる.
- 本書では,日本人のための新しい生き方,働き方のヒントを提示していく.
1章|「ライフシフト」でどんな荒波も乗り越える
私たちの人生は100年時代へと突入していく.ということは,これまでのように『60代まで働けば引退』では済まなくなる.
公的年金はあてにできず,引退後のすべてを賄うほどの金額を貯めるのも難しい.
つまり私たちは80代まで働くことが求められる時代.
だから私たちは従来の生き方のモデルをシフト...つまり変えなければいけない.それがライフシフト.
- 従来の3つのステージ:
- 教育を受け
- 仕事をし
- 引退を迎える
- ライフシフト:
- 従来の3つのステージからマルチステージへの移行.
- ステージを変えるごとに新たな能力を身につけ,視野や人とのつながりも広がり,強くなっていく...それがマルチステージ.
- 自分が心底楽しめてやりがいや高揚感を持てる,そんなステージに移行するための自分への投資が必要になる.
- 自分らしく生きるとはどういうことか?イメージして行動する.
- これからは与えられた仕事をこなすだけの受け身の人生ではなく,意識的に選択していく時代.
2章|あなたを守る見えない「資産」
- 無形資産は大きく分けて3つ:
- 所得を得るための生産性資産:
- 稼ぐためのスキルや知識,仕事の仲間や評判のこと.
- 心身の健康を維持する活力資産:
- バランスのとれた生活や家族との良好な関係,肉体的・精神的な健康のこと.
- 変化に柔軟に向き合う変身資産:
- マルチステージを生き抜くため社会の変化に柔軟に対応し,人生の途中で何度でも新しいステージへの移行を成功させる意思と能力のこと.
- 所得を得るための生産性資産:
4章|今こそ,自分の人生を生きよう
最大のテーマは,あなた自身が,自分の人生をどのようなものにしたいか,ということ.
あなたはこれまでよりも多くの選択肢を手にし,多くの変化を経験するようになるでしょう.
そうなったときに大きな意味を持つのは,あなたがどのような人間なのか,何を大切にして生きているのか,何を人生の土台としているのか,ということです.
- 正しい答えはない.自分が決めたことこそが正しい.
エピローグ
- 本書の主要なメッセージは2つ:
- 戦後の私たちを規定してきた,教育─仕事─引退という「3ステージモデル」が早晩終わりを迎え,仕事・学び・遊びの境界がなくなる「マルチステージ」に移行していくこと.
- 友人や家族関係や健康,さらには「自分についてよく知っている」という知識も大事な「資産」であり,そうした「見えない資産=無形資産」への投資が重要だということ.
- これから訪れようとしているのは,スキルの価値が瞬く間に変わる時代.
- 手持ちのスキルでよしとせず,新しいスキルの習得に力を注がなくてはならない.