まんがでわかる LIFE SHIFT

序章|100年生きる時代がやってきた

  • いま50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごすつもりでいたほうがいい.
  • 「選択肢を持っておく」ことの価値が高まる.
  • 本書では,日本人のための新しい生き方,働き方のヒントを提示していく.


1章|「ライフシフト」でどんな荒波も乗り越える

私たちの人生は100年時代へと突入していく.ということは,これまでのように『60代まで働けば引退』では済まなくなる.

公的年金はあてにできず,引退後のすべてを賄うほどの金額を貯めるのも難しい.

つまり私たちは80代まで働くことが求められる時代.

だから私たちは従来の生き方のモデルをシフト...つまり変えなければいけない.それがライフシフト

  • 従来の3つのステージ:
    1. 教育を受け
    2. 仕事をし
    3. 引退を迎える
  • ライフシフト
    • 従来の3つのステージからマルチステージへの移行.
    • ステージを変えるごとに新たな能力を身につけ,視野や人とのつながりも広がり,強くなっていく...それがマルチステージ.
  • 自分が心底楽しめてやりがいや高揚感を持てる,そんなステージに移行するための自分への投資が必要になる.
    • 自分らしく生きるとはどういうことか?イメージして行動する.
    • これからは与えられた仕事をこなすだけの受け身の人生ではなく,意識的に選択していく時代.


2章|あなたを守る見えない「資産」

  • 無形資産は大きく分けて3つ:
    1. 所得を得るための生産性資産:
      • 稼ぐためのスキルや知識,仕事の仲間や評判のこと.
    2. 心身の健康を維持する活力資産:
      • バランスのとれた生活や家族との良好な関係,肉体的・精神的な健康のこと.
    3. 変化に柔軟に向き合う変身資産:
      • マルチステージを生き抜くため社会の変化に柔軟に対応し,人生の途中で何度でも新しいステージへの移行を成功させる意思と能力のこと.


4章|今こそ,自分の人生を生きよう

最大のテーマは,あなた自身が,自分の人生をどのようなものにしたいか,ということ.

あなたはこれまでよりも多くの選択肢を手にし,多くの変化を経験するようになるでしょう.

そうなったときに大きな意味を持つのは,あなたがどのような人間なのか,何を大切にして生きているのか,何を人生の土台としているのか,ということです.

  • 正しい答えはない.自分が決めたことこそが正しい.


エピローグ

  • 本書の主要なメッセージは2つ:
    1. 戦後の私たちを規定してきた,教育─仕事─引退という「3ステージモデル」が早晩終わりを迎え,仕事・学び・遊びの境界がなくなる「マルチステージ」に移行していくこと.
    2. 友人や家族関係や健康,さらには「自分についてよく知っている」という知識も大事な「資産」であり,そうした「見えない資産=無形資産」への投資が重要だということ.
  • これから訪れようとしているのは,スキルの価値が瞬く間に変わる時代.
    • 手持ちのスキルでよしとせず,新しいスキルの習得に力を注がなくてはならない.


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