100%好かれる1%の習慣
はじめに
- 「人の思いや気持ち(内側)は,日常の行動(外面)にあらわれる」
- 「相手がどう思うか」「なにをすれば相手が喜んでくれるのか」を察する「相手を気づかう心」があり,それを言葉と行動に込める習慣を持つ.
- 私たちは,わずかひとつの物事から,ほかのすべてのことを類推して考えることをする.
第1章 一瞬の「ちょっとした行動」で,ファンが増えていく
- 誰もが同じ程度の研修スキルをもっているなら,「良い印象が残った人を選ぼう」と面接官は考えた.
- 「相手の印象に残る人」は,「別れ際の1秒間(ラストインプレッション)」を意識して,最後に,相手の心を開かせるひと言(=残心)を付け加えている.
- 「当たり前のこと」や「だれもがしていること」だけでは,相手の印象には残らない.
- 忙しさにかまけていると,少しずつ相手への気遣いが薄くなり,その気持ちが,動作や所作や姿勢にもあらわれてしまう.
- 「心に余裕がないときに,どう振る舞えるか」「細部のしぐさにまで気を配れるか」という部分こそが,人から見られている.
- 他人に与えている人は,「返報性の法則」によって,いろいろな協力を得やすい.だから,人生が好転していく.
- 見返りを求めずに,「与えよう」の気持ちで行動する.
- 人から慕われる人は,まわりに『良い情報』をプレゼントしている.
- 大切なのは,相手が「必要としている情報」をプレゼントすること.
- 人は「自分の問題を解決してくれる相手」に信頼を寄せる.それも「すぐに」解決してくれたとしたら,強く強く,心に残る.
第2章 たったひと言で相手に好かれる「魔法の言葉」
- 相手が話す(こちらが聴く)割合を「8」に,そして自分が話す割合を「2」にしてみると,相手の気持ちを開くことができる.
- 話してと目があったら「4秒間」は目を合わせる.
- 人は,「自分の話したいことを聴いてくれる人」に信頼を寄せる.
- 「批判によって人間の能力はしぼみ,励ましによって花開く」
- 日本人は,叱るほうが非常に多く,「相手をほめたり,ほめられたりすること」が少ない.
- 相手の「良いところ」や「優れているところ」に目を向けて,素直な気持ちでほめてみる.
- いままでよりも,「3割多くほめる習慣」を身につける.
- 自分と「すべて同じ経験を積んでいる他者」はいませんから,「人と人が,100%理解し合えることは不可能」
- 「あなたを信じています」という「救いの言葉」が,人に勇気を与える.
- 相手が「自信をもてるようになるひと言」をプレゼントすると,ときに,一生その人の心に残る言葉として,相手の心に沁み入る.
- ある調査によると,「部下が上司に求めること」の第1位は「上司から話しかけてもらうこと」だそう.
第3章 好かれる人がいつもやっている気遣いの習慣
- 「その人の服装や持ち物」と「その人の人となり」を結びつけて判断することが,多々ある.
- ダイヤモンドも,新聞紙に包まれていれば,ゴミと間違えられてしまう.
- どんなにすばらしい「内面」を持っていても,「身だしなみ」で相手に違和感を与えてしまうと,自分が損をしてしまうことになりかねない.
- 「ありがとう」と言われた瞬間こそが,「自分は,だれかの役に立てている」と確信できる瞬間.
- ANAのCAは,「お客様には,『2回以上』謝る」ことを常としている.
- 謝罪は2回して,お礼は4回する.
- お礼も謝罪も,「伝わらなければ,しなかったのと同じ」である.
- 人間は,「親しみ込めて名前を呼んでくれる人」に仲間意識を持つもの.
- 人に迷惑をかけない人は,後ろにも目を持っている.目の前のことだけでなく,「後ろに迷惑をかけていないか」を気に留めている.
第5章 人に好かれてうまくいく人の習慣
- 「まわりの人がそう言っていた」と伝えるほうが信憑性が増す,つまり,「お世辞じゃないほめ言葉」になる.
- 「人の役に立とうという気持ち」が,自分の道を切り開くいちばんの近道.
- 一時的な「損」をいとわない.少しくらい自分の身を切ることになっても,それが「相手の役に立つ」のであれば,受け入れてみる.
- 相手の意見に耳を傾け,受け入れ,とにかく言われた通りやってみる.
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